立ち止まっちゃ駄目だ2011年12月31日 20時57分

書店に行くと、震災テーマのコーナーが設けられていています。
最近手にとったのは、震災直後、現地に取材に入った報道関係者の方々の手記です。

読んでいるうちにやはり涙があふれそうになります。
相変わらず壊れっぱなしです。
白野さんも言っていた。「いくら泣いても涙が涸れることはない」

それでも最近は「立ち止まっちゃ駄目だ」「前に勧むんだ」と自分に言い聞かせます。
実現したいことがあるなら、アクションを起こして立ち向かえばいいのです。
手本は女川や大槌にある。

まだ実現したいことあります。
自分が高校生の頃に感じた
プールの底で水面を見上げながら手探りを続けているような気分
あのとき欲しかったものを作りたいと思います。

白鳥 震災 宮崎駿2011年12月31日 21時23分

角田周辺の水田に今年も白鳥がやってきています。
夕方、鳴き声をあげながら空を低く横切っていきます。

風の谷のナウシカの原作をふと思い出しました。
第7巻p.172より引用

次の瞬間に肺から血を噴き出しても鳥たちが渡っていくように
私たちはくり返し生きるのだと…

ここで生きて行くことは、腐海のほとりで生きる風の谷を思い起こさせます。
子どもたちを大切に育て上げることでしか、
この地域が社会として再生産を繰り返していく途はないと思います。

ご支援ありがとうございました2011年12月31日 23時05分

山元町で取り組んでいるまなびの森の学習支援活動
たくさんの団体、企業、個人のみなさまから頂いた導き・支援のお陰で
ここまでのところ、時間は掛かりましたが道を誤ることなく進むことが出来ました。

旧坂元中学校跡仮設住宅の齋藤胞男さん、
私たちに声を掛けていただきありがとうございました。
仮設住宅での移動教室を円滑に運営するため、手を尽くして下さいました。
まなびの森のスタッフはみな、齋藤さんに尊敬と敬愛を寄せています。

ふれあいの四季の渡辺孝男さん、
坂元からの声をつないでいただきありがとうございました。
その後も、小学校や中学校への訪問に同行していただき、どれほど心強かったことか
来年もよろしくお願いいたします。

坂元の移動教室で学ぶ中学生のために、英語と数学の教材を提供していただきました。
多対多の個別指導を可能にするにはフォレスタが不可欠でした。


坂元の移動教室で学ぶ小学生にも、GT国語の世界を体験させたかったのです。
すぐ目に見える結果を追わず、数年後にしっかり言葉を読む力を培いたい
坂元の子どもたちも熱心に取り組んでいます。
「このテキストおもしろいんだよ」という声が届いています。


自分たちの教室の行く末も予測の立たない中、支援活動をスタートできたのは
ROADプロジェクトの助成金のお陰でした。

山下中学、坂元中学の3年生たちは、今都麦出版様から提供していただいた教材
河北新報の記事の写真で、子どもたちが向きあう教材は御社の受験社会です。
様々な状況・進路志望の子どもたちが混在する中、
私たちが選んだ講習方法はとことん自学を進めることでした。
かっこいい授業を演じて、わかった気分にさせたところで
この子たちの合格力が高まるわけではない。
御社の教材には、どんな状況の子どもでも自学する子を受け入れる懐の深さが有ります。

名もない私たちに信頼を寄せていただきありがとうございました。
自分たちが始めようとしていることが、世の中にどのように受け止められるか
半信半疑だった当時、どれほどの勇気をいただけたか計り知れません。

坂元中学の3年生を対象とした受験講座を、貴団体の助成金をもとに開始出来ました。
小松政様に現地を視察していただき、得難いアドバイスを沢山頂きました。

女川向学館のみなさま
多くの手本、示唆、勇気を与えてくださいました。ありがとうございます。

山下中学校での学習支援活動に私たちを指名していただきありがとうございます。
土屋さんの献身的なサポートで、年内の3日間を無事に終えることが出来ました。
来年は結果を求められる歳になります。
信頼に応えられるように、全力を注ぎます。

授業はしない、特訓しているんです。
勉強は教えない、やり方を教える という先生の方針をお手本に、
まなびの森の教室、山元町での学習支援活動に取り組んでいます。
暖かな励ましの言葉にどれほど力を頂いた ことでしょう。
来年はぜひお会いする機会が得られればと存じます。

最後に スタッフのみんな 付いてきてくれてありがとう。
日々成長し逞しくなっていく姿を嬉しく思いながら見ています。
来年もよろしくお願いいたします。