校門配布 ― 2012年03月02日 00時17分
1月の末から、訳有って中3の娘を毎朝学校に送っています。
最近は時節柄もあって
8時頃学校に到着すると同業のみなさんが校門配布に勤しんでいます。
見習わなきゃなと思います。自分たちを知ってもらう努力も大切だな。
白鳥が飛ぶ3月 ― 2012年03月02日 12時41分
大河原から角田へ移動中の田園地帯
雪で覆われた田んぼの上空を、白鳥の群れが低空飛行しています。
今年はまだ「渡り」が始まらないようです。
彼らは、いつどんなタイミングで帰る時期を知るのでしょう。
昨年は震災にまみれて、空をうかがう余裕も無かったのですが、
震災当日のことをふと思い出しました。
私はケーズデンキ
福島南店の駐車場で、その場に居合わせたおんちゃんたちと
揺れ動く軽トラの荷台にしがみついていました。
空は、飛び立った水鳥や野鳥で覆われていました。
地鳴りと、鳥達の泣き叫ぶ声と、大型電気店のガラス壁がきしむ音が聞こえました。
間もなく1年。そして高校受験。
送辞と答辞 ― 2012年03月05日 00時51分
受験勉強の合間をぬって、末娘(中3)が答辞を書いています。
現代の若者なので、gglで資料を集め、テキストエディタで文を叩き込み
ワードの原稿用紙テンプレートに流しこんで提出していました。
それでも仕上げは手書きでハラハラとした紙に書いています。
その様子を見ながらようやく思い出しました。
この子は去年、
送辞で同じ作業を経験しています。
ということは、3月11日の午前中は卒業式に参加して、送辞を読み
午後からは南福島の予約していた整骨院へ行き、そこで地震に見舞われたのでした。
1年が過ぎてやっと時系列がつながり始めました。
入試の直前対策→高校入試→卒業式→震災
息を付く間もなくここまで来ました。
あともう一息。
公立高校の入試が終わりました ― 2012年03月08日 16時08分
公立高校の入試が先ほど終わりましたね。
まなびの森で勉強したみなさん、関わりの長い人も短い人もみんな
ご苦労様。
今日も少し揺れたけれど、落ち着いて受験できましたか?
震災から一年、みんなよく頑張ったね。
望みどおりの結果がみなさんのもとに届くよう、心から祈っています。
一年経って話し出せる ― 2012年03月08日 16時12分
山元町の学習支援で関わっている子どもたちが
ようやく震災の日にあったことを教えてくれました。
自分から語ってくれました。
私たちは支援活動で子どもたちと接するに当たって
「こちらから聞き出すことは禁止でいこう」
学びを通して寄り添っていこうと決めていました。
先生方やご父兄から聞かされることはあっても、
子どもたちに問いかけることはしてきませんでした。
青年期にさしかかり始めた15歳でさえ、消化するのに1年かかったのです。
話し出せたことに少し安堵
すると共に、
心に刻まれているものの深さも感じました。
復興へ向けて、世の中急ぎすぎていないかい?
差し伸べた手の見返りに、子どもたちに「言葉」を求め過ぎていなかった?
無償の支援を続けていくには、
それを支えてくれる方々に報告する努めがあることは承知しています。
より多くの支援を募るために、伝えなければ
ならないこともあります。
でももう少し待てないものかと思うことが、
この1年 たびたびありました。