仙台二高の志望者分布2010年03月15日 21時35分

合否が発表されたあとでタイムリーではないのですが
ようやく資料をまとめる時間が取れてきたので、
徐々にこちらに公開して行こうと思います。

今日は仙台二高の資料です。
11月の第1回予備調査のデータから作成したグラフです。
元のデータは情報開示請求で県教委からいただいたものです。
この時点で南部地区(柴田・刈田・伊具)から仙台二高を目指す子は皆無
80%が北学区の志望者で占められている状況は、12月に実施された新みやぎ模試分布とほぼ同じものでした。



次が、新みやぎ模試12月号のデータから仙台二高を第一志望にしている子の分布データです。この時の志望者実数は322人です。仙台市内の新みやぎ模試受験率は50%以上ですから、430点の階級までがぎりぎり合格ラインでしょうか。偏差値では68〜69。


次は同じく新みやぎ模試1月号のデータ。
全体が高得点へ移行しています。この2回の模試、平均点は280点弱でほぼ同じです。冬休みに力を伸ばすんですね。
この時点で430点に届かない子の多くが志望校を仙台一高に変更したのではないでしょうか。あるいはそのような進路指導をした学校なり、大手塾なりがあったのかもしれません。例年ならば、どうしても二高にチャレンジしたい層にとって、妥協できる選択肢として一高が現れたのでしょう。
一高の高倍率の背景はこんな所だと思います。

コメント

_ 子供を一高に入れたい一高OB ― 2010/03/17 18:13

先日二高について問い合わせた者です。
データのアップ、本当にありがとうございます。
トップ層の二高への集中には、ものすごいものがありますね。
入試倍率1.0倍に戸惑いましたが、二高上位の図式には何ら変わりはないようですね。南学区のトップ層も取り込んだようで、数年後の大学入試の結果はすごいことになりそうな気がします。
私は一高OBでしたので、子供も一高にという気持ちもありますが、高校間の序列が今以上にはっきりしそうで、何か複雑な気持ちです。
ただ、一高自身は県内各地から入学者を集め、女の子も80名あまり入学し、大変バラエティに富んだおもしろい高校になりそうですね。
角田の子にも頑張ってほしいです!

_ 坂本 ― 2010/03/18 00:17

いつもご覧いただきありがとうございます。
二高、一高の序列化については少し考えるところがあります。確かに最トップ層は二高に集中していますが、倍率が低い為に合格者のレンジがかなり広がっていることが予想できます。逆に一高はあの倍率ですから合格者の最低点がかなり切れ上がっているはずです。実際に私の教室で勉強していて今回涙を飲むことになった2名も、例年ならば合格できるラインを十分にクリアしていました。5月過ぎには模試受験生の追跡調査のデータが手元に届きます。またデータを掲載するので、ぜひご覧下さい。
学習ゼミの角田教室関係では3名が一高に進学します。彼らには大いに刺激を受けて潜在能力を発揮して欲しいです。

_ kishi ― 2010/07/17 16:13

関東に住む二高OBです。
今年の全県一学区化やそれに伴う二高の低倍率が気になっています。
これに続く分析を待っています。

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