もう一度 学力の地域格差に突っ込んでみたい ― 2010年09月13日 00時25分
今日9月12日、
角田と大河原の会場で新みやぎ模試9月号を実施しました。
参加人数も徐々に増加して、用意した座席に余裕がなくなりました。
角田教室では試験と並行して高校生の試験対策
午後10時過ぎまで数学Ⅰの復習を続けました。
今週と来週の週末は高校生の試験対策が続きます。
基本は自学、要所要所で指示と指導を入れながら、質問に応えて行きます。
さて
タイトルにあげた学力の地域格差
宮城県の場合は、仙台市を中心とした都市部と、
南北に分かれた郡部との間に著しい格差が存在します。
南部の中でも東北本線沿いから離れた伊具地区は
高校入試の平均倍率も低く、
勉強に注ぐ意欲・向学心ともに、盛り上げて行くことが困難です。
実証できるデータを行政は公開していませんが、
中3段階の学区別平均点の差は、新みやぎ模試のデータから
伺い知ることができます。
学区が廃止される以前の段階では、
学校基本調査からデータを拾い出した地域別の大学進学率を比較することで
高3段階の地域格差を明らかにできました。
郡部で育つ子ども達が、なぜ中学卒業段階で学力上のハンデを負うのか?
それは義務教育9年の間に徐々に積み上がるものなのか?
中学3年間で一気に深まるのか?
地域の教育の問題を真剣に考え、手を打たなければ
今後ますます郡部は奴隷的労働力を再生産し続けるでしょう。
学力の観点で、仙南教育事務所はパフォーマンスが悪いと思います。
地域にもたらす経済的な波及効果で考えると、
甚大なマイナスを与えています。
教職員の給与を負担する各行政単位は
この観点から評価することを全く行っていないでしょう。
たとえば
公立高校に入れずに、仙台の私学に通う高校生
それを養う家庭が負う経済的な負担
納得できる職に就くチャンスを得られずに、
不安定な雇用に頼らざるを得ない高校生の多さ
角田教室は入塾試験もなく「来る者拒まず、去る者追わず」ですから
特にこれからの時期に、学力的に大ピンチの中学3年生が扉を叩きます。
随分前のことですが
学校統合のために昨年廃止された中学のある地域から
漢字をほとんど書けず、
かけ算はおろか、足し算も不安定な中3を教室に迎えたことがあります。
個別指導でしたから、わからないことをどんどんとさかのぼり、
数学はとうとう小学校の初期段階まで戻ってしまった。
寡黙でシャイだがまじめな子です。学校では普通学級に在籍している。
さかのぼりながら、だんだんと怒りがわいてきました。
こんな状態になるまで放置してきた家庭・・・いや
9年間この子に関わってきた教師達は何をしてきたのか
Ⅰ学年1クラス 30人に満たないクラスだったはず
申し送りは全くなかったのか?
この子を担ってきた教職員の結果責任はどう問えばいい?
それとも 彼の怠惰が原因か? 家庭の怠慢が原因か?
いろいろデータを集めて調べ始めたきっかけは
彼との出会いもその一つです。
農産物にはトレーサビリティが整ってきていますが
子どもの教育にも必要だと思います。
学区が廃止された昨年度以降のデータをどうしよう?と考えています。
公立入試の教育事務所別平均点なんて、集計されてはいないでしょうね。
関係者の方、ご存知でしたら内緒で教えて下さい。
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