小学校のころ2010年05月19日 17時32分

更新スパンが開いてしまいました。
この間に、教室は年度末までの喧噪とおさらばし、
新しいメンバーと体制が整いつつ、静かに日々の授業が進んでいます。
試験・受験を意識した即効性の勉強ではなく、
時間に余裕があるときこそできる、土台を見直す勉強を意識しています。

高校生1年生は、角田vs白石の定期戦、仙南総体が終わり、
いよいよ入学後のお客さん状態から、本格的な高校生の勉強へと
学校の授業も移行するはずです。

毎年のことですが、角田高校に無事合格できて送り出した面々
ギリギリの連中が多々います。
そろそろ教室に足を向けるようにアプローチしようと思っています。

さて、タイトルの「小学生のころ」
先日えずこホールで開催された仙南合唱祭に、
次女がお世話になっている合唱団も出演するので足を運んだのです。
多彩な年齢層の合唱団が次々と登場して、とても楽しんだのですが、
その中でオペラ「カルメン」を取り上げた合唱団がありました。

聞き覚えのある曲、いつだろう・・・

と思い出しました!
小学校1年生の同級生が、教室のオルガンで弾いていた曲です。
今でも思い出すので随分インパクトのある光景だったのでしょう。
だって、小学1年生が足踏みオルガンでカルメンを弾いている。
お母さんに厳しくし込まれたのか、今では少し気の毒にも思えます。
光景は思い出せても彼の名前が思い出せない。
とても賢くて、大きな頭で、優等生な彼でした。

かわりに思い出したのが小学3年の同級生S君
担任は大嫌いだった吉川先生
始業式のその日に抱いた印象が「あ、オニババだ!」
当時人気の漫画「ダメおやじ」の登場キャラクターにそっくりでした。

見た目や第一印象で人柄を判断してはいけませんが、
この方は印象通りの方でした。

S君はとてもシャイな子で、教室で失禁してしまうことが何度かありました。
吉川先生はその都度彼を口汚く叱責し、
休み時間になると高学年のS君の姉を、3年生の教室まで呼び出し
弟の世話をさせるのでした。その最中も姉弟に罵りを浴びせ・・・

35年以上前のこと、吉川先生もすでに後期高齢者になられているか
先生と教室で過ごした1年間は、S君にとってつらいものだったでしょうが
一緒に過ごした同級生にとっても、苦い思いが蓄積するものでした。
みんな先生が「大嫌い」でした

この1年の経験から、私は「教師」という職業人を斜め見するようになり、
小中高時代に激しく先生方とぶつかるようになりました。

高校時代に真摯に向かい合ってくれた先生からは
「坂本は教師になればいいじゃないか?」と言われました。
「絶対になりません!」と答えたのですが
その割に、塾講師として子供たちと20年以上も過ごしています。

教室で過ごす子供たちに、フェアに接しているか?
二面性のある対応をしていないか?

自己チェックの最重要項目にしています。

エンジンおかわり2010年05月20日 22時54分

学生の頃よく聞いていたbandで、R.E.M. というのがあります。
アメリカのカレッジチャートを賑わしているとのふれこみで
日本にも紹介されていました。
デビューから4作目までアルバムを買って、聞き込んでいました。
(当時のことなのでアナログ版です。)
その頃の日本版には邦題がつくことが多く、
曲名 エンジンおかわり  原題 another engine
でした。
こんなことを思い出したと言うのも、
最近愛車アウトバックのエンジンが逝ってしまい、
文字通りエンジンおかわりしました。

7年間で16万キロ=赤道4周分走ったエンジン
まだ幼かった子供たちを連れて、スキー場通いに活躍してくれました。
庄内方面への海水浴にも毎年行きました。
七ヶ宿から上山へ抜ける奥羽山脈林道越えも
米沢の秘湯巡りも、TDL日帰り往復も・・・

最後はカラカラと音を立てながらも、代わりのエンジンに乗せ換えるまで
健気に頑張ってくれました。

ちなみに今載っているのは7万キロ走ったという中古のエンジン
どんな歴史を刻んできたのか想像もつかないのですが、
今しばらく一緒に頑張ってもらいます。