白野さんから秋刀魚が届いた ― 2011年11月23日 00時47分
岩手県山田町の白野さんから秋刀魚が届きました。
早速家内がお礼の電話をしたところ、山田湾の沖で獲れて宮古の港に揚がった秋刀魚とのことでした。我が家と白野さんとのご縁は7月に書いた 山田町へ をご覧下さい。
秋刀魚の刺身とつみれ汁を食べながら、震災直後のことを思い出しました。
最初の一週間、水が停まり停電が続く中、家族にひもじい思いをさせてなるものかと思い、食糧確保に走り回りました。それでも、物資の流通は停まったままなので、しばらくは冷蔵庫や冷凍庫に残っていた食材を使いながら凌いでいました。
冷凍庫の中には正月前に白野さんから届いたベビーホタテがたくさん残っていて、傷んでしまわないように甘辛く煮ました。沿岸部の津波被害の情報はラジオを通して届き始めていました。しかし白野さんのご家族の安否はまだ確かめられない中、ホタテの煮物を食べました。涙をこらえながら食べました。
ほっとあいのデイサービスには、自宅で過ごせないお年寄りが避難していたので、家で食べる分を残して、ホタテの煮物を届けました。理事長にどんなホタテかを説明しているうちに涙が溢れ出してしまいました。それ以来私の涙腺は壊れっぱなしです。
被災した
学習支援活動を続けるため、様々な団体に援助のお願いをしています。被災地の現状、子どもたちの眼前に起こったこと、その後の様子など説明を尽くすために文書を作り、
口頭でも説明をします。その度に次の言葉に詰まってしまいます。私がそうであるように、きっと語られていないこと、語りきれないことはまだ山ほどあるのでしょう。
秋刀魚の刺身は絶品でした。ジンとくる味わいでした。